手に入るもの 手に入らないもの
“あきらめる”のとは、ちょっと違います。
“自分をごまかす”のとは、ちょっと違います。
あなたが欲しいものがあった時、それを手にしたいと思いますよね。
でも、“手に入るもの”と“手に入らないもの”があります。
なんででしょうねぇ?
こんなことがありました。
―――――
とある、お高いファッションブランドのセールに行った時のこと。
お高いだけあって、ワゴンセールのような奪い合い、引っ張り合いのない、落ち着いた大人がゆったりと吟味するようなセール会場でした。
気になった服があり、ハンガーラックにハンガーをかけたまま、服を手に取りみていました。
「セールとはいえ、品物がいいから値段が高いなぁ」
「これを買おうか買うまいか、どうしようかなぁ」
そんな風に悩んでいたところ...
突然! 洋服は、私の手をすり抜けていきました。
私の横から、ハンガーを取り上げた方がいたのです。
「これ欲しかったやつ!!!」
洋服を手にした方は、連れに見せながら、喜んでいました。
これには、まず、びっくりしました。
『ひとの手から奪う人がいるのか?!』
そして...
『なんと、“あさましい”人なんだ!』
カチンときました。
洋服を買うことができなかったことよりも、“奪われた”ように感じたので、わたしは腹が立ったのです。
そして、買うかどうかを悩んでいたにもかかわらず
「買っておけばよかったかなぁ」
と、おもう気持ちが湧いてきました。
―――――
こんなこと、あなたにも、こころあたりはありませんか?
アレ買おう♪と思って、嬉々としてお店に行ったら“売り切れ”とかね。
好きな人が、自分以外の人と付き合い始めた、とかね。
精神世界では、
『あなたが手にする必要のあるものは、必ず手に入る』
と、いわれています。
裏を返せば、『手にする必要がないものは、手に入らない』
欲しい気持ちが高まっていると、手に入らないときは、本当に残念で、くやしくて、たまらない気持ちになることでしょう。
では、
もしも、手に入らなかったのが“あなたを守るため”だったならば?
どうしますか?
パートナーなんかは、顕著に表れるそうですよ。
失恋をきっかけに、“ほんもの”が現れるそうです。
“にせもの”が余計じゃないか~!と、思ってしまいますけどねぇ笑
準備段階が必要だったってことなのでしょうね。
もちろん、
“いまのあなた”“いまの想い人”が“いまは”パートナーになるタイミングではない。
お互いに成長してからパートナーになる、ということだってあります。
いずれにせよ
『自分の欲しいものが手に入らなかった、でも、その後に、もっと素敵なものが手に入った』
わたしは、幸いにも、この精神世界を知っていたので、
「手にする必要がないものだったんだな」
「手にしたら、後悔したかもしれないものだったんだな」
と、おもえましたよ。
もちろん「でも、あれは“いい品物”だったなぁ~」なんて、ちょっとしたモヤ感は残りましたが...未熟者ですから~
これを知っていると、“悶々としてしまう”ことは、少なくなると思うのです。
“あきらめる”ではなく
“ごまかす”“すり替える”ではなく
人間には検知できないものに対して
“おまかせ”する、こころ
そんな心でいると...
手に入らなかったときに
『ラクに乗り越える』ことが
できちゃうんで~す!
それって
『気分いい』
じゃないですか?