人間万事塞翁が馬
みなさんが良くご存じの、中国の故事です。
ご存じでない方のために、簡単に説明すると...
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あるところに、おじいさんがおりました。
突然、おじいさんの飼っていた馬が逃げてしまいます。
周りの人は、気の毒がりました。
ところが。。。
おじいさん「これは、福がやってくるかもね!」
しばらくすると、逃げた馬が足の速い馬を連れて帰ってきました。
周りの人は「よかったね~」と喜びます。
ところが。。。
おじいさん「こりゃ、よくないことが起きるかもね」
すると、おじいさんの息子が足の速い馬から落馬して、足の骨を折ってしまいました。
ところが。。。
おじいさん「こりゃ、いいことがおきるかもね!」
その後、“いくさ”がはじまり、若者たちは兵として駆り出されて亡くなりましたが、息子は骨折していたために兵役を免れて...
命が助かりましたとさ!
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『なにが幸いになるのか、不幸になるのか、わからないよ』
『幸不幸は、予測できない』
『いちいち浮き沈みしなくて、いいんじゃないの?』
ということを伝える物語です。
決して、
“変わり者の偏屈なじいさま”
“おじいさんの周りに住む、こころ優しい人々”
の、お話ではありません。
多くの人々からすれば、おじいさんは“あまのじゃく”の変わり者に見えます。いま起きた出来事の捉え方が、いわゆる“ふつう”とは異なるからです。
たしかに、『なにが幸せな道につながるか』なんて、所詮、人間には分かりません。
自分のつらい経験をブログに載せるなんて、当時は思いもしませんでしたからねぇ。
ただ、この物語について私が思うのは、おじいさん“いまを喜ぼうよ”です。
『幸せを手にした瞬間に感じる
幸せを失うかもしれないという
未来への恐れ』
これは、私たちにもおきることがあります。手にした幸せを満喫しきれないのです。
“もったいない”と、思いませんか?
しあわせを手にする前に、「手にしたら、失うのが怖いから」といって、『手に取らない選択をする人』も、世の中にはいらっしゃいます。
「なんで???かなり、もったいないよ」わたしは、そう思ってしまうのですが。
おきてもいない、どう転ぶかわからない、『未来に想いを馳せる』のではなく、『いまを生きて』みませんか?
いまが不幸に感じるときは、おじいさんの『プラス思考』を取り入れてみるのはどうでしょう?
アマノジャクな要素ではなく、ね!
『この先につながる、幸せな未来があるのだ!』と。
きっと、もっと
らくに
生きることができますよ