ルール嫌いが“ルールをつくる”
ルールが嫌いなひとには、是非とも読んでいただきたいな。
この世に存在する、数多くのルール。
わたしは、「所詮、人間が決めたルールなんて、しょうもないもんでしょう」くらいに思っておりました。
まじめだから、ちゃんと守りはしますよ。でもね、「けっ」と内心思うものも、中にはありました。
なんで「所詮、人間が」と、思っていたのかというと...?
天が表すものは、一部だけのためではなく、多くの人が救われるから。
人間の脳で考えるものは、「なんでもかんでも、ルールにすりゃいいってもんじゃないよねぇ」とか、「片側だけ、優先してやいませんか?」ってものも、あったりするのでね。
もちろん、個人的に、勝手にそう感じているだけですよ。
世の中には、必要なルールだって、ありますからね。道路交通法がなければ、きっと、事故だらけになることでしょう。
『そんなわたしが、ルールを作ることにしました』
なにがあったのか、をお話しいたしましょう。
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長年の一人暮らし生活から一転、家族との同居がはじまりました。
同居開始後、みな、毎日、家におりました。
それぞれが趣味をしたり、映画を観たり、好きに暮らしておりましたが...。
掃除、洗濯、誰もしてくれません。
たま~に、まれ~に、手伝ってくれるくらいです。
わたしは、具合が悪かろうが、家でリモートワークをしていようが、半年間、ほぼ、ひとりでやっておりました。
一人の時より、洗濯物の量は多いし、家の掃除場所も広くなってます。
さすがに不愉快になってきたので、家族に聞きました。
「なんで、掃除しないの?」
すると...?
「きれいだから。これからは、自分の部屋は自分でやるから、やらなくていいよ」
キレイにしていたのは、わたしですけども。しかも、“自分の部屋だけ”って...。
「あの~~、共有部分は???」と、尋ねると...?
「ほとんど、自分の部屋にいるから」
いやいや、それ、全員に言えることだよね?
しかも、トイレにもいかないってのかい? いってるよね~。
私は、しばらく掃除をせずに、放置してみることにしました。
すると...?
「きったない家だなぁ~」家族達は不満を吐き出すものの、掃除しませんでした。
「洗濯は、なんでしないの?」と、尋ねると...?
「手伝ってやってるのに、うるさいなぁ。洗濯なんて、洗濯機がやってくれるもんだろ」
あのぉ・・・、“手伝う”っていうのは、補助ですよね? メインじゃないんかい?!
しかも、洗濯機が洗ったものをピンチにつるしたり、外に干したり、取り込むのは、人間じゃないのかい?
「それに、自分の洗濯物は少ないから」
あのぉ~、共有のタオルやら、トイレマットやら、玄関マットやらは???
『各々が自分の洗濯物を、自分で洗うのはどうか』という提案は、却下されました。
さて、放置するという実験期間を設けて、分かりました。
これはまさに、『我慢くらべ』なのです。
黙っていれば、だれか(Hikaru)がやってくれる。
見て見ぬフリ、気付いていないフリ、をすればいい。
たまに“手伝って”やってるフリをすればいい。そうすれば、やるのは、自分の部屋だけで済む。
それなら“ラク”ができて、時間も好きなことにだけ、使える。
『どうしたら、私を含めた家族全員が、不快感なく過ごせるのか』
これを考えました。
わたしが体調悪くても、不愉快でも、やってあげたならば、家族は“ラク”で“愉快”でありましょう。
でもね、“自分も含めて”愉快にしなければ、わたしにゃ、同居なんてやってられんのです。
そして、決めました。
『ルールをつくろう』
掃除は、“1週間に1回、全員でやる日”を設けました。
その日以外は、自分が気になったところだけ、やればよくなりました。
洗濯は、ルールを断固拒否されたので、いまでも仕方なくやってます。
でもね、負担になっていることを伝えたら、いままでよりも沢山手伝ってくれるようになりましたよ。笑
そのうち、ルールの名案が浮かんだら、チャレンジします。
その前に、同居やめたりしてね~笑
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こうして、ルールを嫌いなわたしが、ルールをつくる羽目になりました。
地球の上に存在する『雑多な人間が同居する 人間界』。
人間界の最も小さな単位であり、ごく身近にいるのが、家族です。
考え方も異なれば、おもいやりの表し方も異なる。
この雑多な世の中においては、「ルールも必要なのだ」と。
あなたは
ルールが嫌いですか?
拒絶することなく
自分のことだけを
考えるのではなく
すこし
柔軟になっても
いいんじゃないかな
かたい頭から
やわらかい頭へ
すると
みえなかったものに
気づく
かもしれませんよ?