この世の別れ

この世においては、さまざまな別れがあるものです。

 

卒業シーズンがやってきましたね。
ながい時間を共にした友人たちと離れるのは、さみしさを感じるものです。

会社員も、部署が異動や転勤などがあります。
「離れられて清々する!」そんな人間関係もありますが、毎日のようにランチを共にする仲のいい同僚がいたりすると、さみしいものです。

 

でもね、“会おう”と思えば、会えるのです。
スマホなんて、便利なものがあるのですから。選択次第で繋がることができる、安心感はありませんか?
常に長い時間を共に過ごせなくなっても、お互いがお互いの環境で成長しながら、励ましあい、喜びを分かち合うことが出来る。

忙しさに追われている時は、目の前のことに必死で、寂しさも影を潜めます。でもね、ふとした瞬間に寂しさは、やってくるもの。

そこで、です。
忙しくなって、頻繁には会えなくなるけれど、たまに連絡をとればいいのでは?

よくいらっしゃるのが、「連絡が来なくなっちゃった...、シクシク」です。
自分から、連絡すればいいのにねぇ
相手も、そう思っているかもしれませんよ?
日々に追われて一息つく時間もない、こころのゆとりを失っているのかもよ?

 

自らの意思で、離れることを決断することもあります。
離婚や独り立ち、転職などが、はいります。
これは、“さみしい”想いが少ないのです。

離れたくない気持ちがあるのに、離されるところに、さみしさが湧いてくる
つまり、外的要因によって「離された」と感じる
受け身なときに、寂しくなるワケです。

 

寿命を迎えて、この世から旅立つ人もいます。
※寿命とは、老衰だけではなく、病死、事故死なども入ります。
逝く人よりも、この世に残る人は、さみしいものです。

この世で共に生きていながら、離れる人。
この世とあの世で、離れる人。

いずれも、離れることに変わりはありません。でも、決定的に違うことがあります。それは、存在する世界が違うと、簡単には接触できないってこと。
あの世のひとと接触が出来る霊能者は、現在、半数もいませんから。
でもね、たとえ、霊能者であっても、“この世で共に生きる”ことが出来なくなるのは、辛いと思いますよ。
魂は永遠、がわかっていても、同じ世にいないのは、ツラいのです。

あの世にいる人は、「そばにいるのに、気付いてくれない...」と、思っているのですけどね。
この世の人が眠っている間に会っている、のですが、夢と一緒で起きたら忘れてる。だから、この世の人は「会えない」と、思っています。

 

「あのひとのいる、あの世にいきたい」と、自ら命を絶ってはいけませんよ。※他者に依頼するのも同じとみなされます。
なぜなら、会えなくなります。
雑多な人間が同居する 人間界』で、お伝えしたように、あの世は棲み分けがされているのです。
自ら命を絶ってしまったら、あの世でも違う場所に行ってしまいます。
なんで亡くなったのか忘れてしまうほどの時間を過ごします。この世で寿命を迎えるほうが、短い時間なのです。

「この苦しみから、逃れたい」と、命を絶ってはいけませんよ。※他者に依頼するのも同じとみなされます。
なぜなら、『五月病 こころの病 に負けるな!』で、お伝えしたように、逃れられもせず、苦しみがもっと増幅してしまうのです。

この世とあの世の仕組みを知らずに命を絶つ人は、「黄金の都ジパングに行くんだ!」と、備えもない手漕ぎボートで太平洋に出るようなもの...。
辿り着けないじゃないか~~~!
そう、残念ながら、苦しみながらも生きるしか、ないのです。

 

そこで、です。
泣きたいだけ泣けばいい、のでは?
悲しみたいだけ悲しめばいい、のでは?

ただね、どっぷり悲しみの渦の中にいると、忘れてしまっていることがあるのです。
『あなたは、大切な人が悲しんでいると、苦しくなりませんか?』
『あなたは、大切な人がしあわせだと、嬉しくなりませんか?』
あなたがあの世に逝った立場だったなら?
「そんなに悲しまないでよぉ~。あたしゃ、この通り元気なのに!あなたも元気になって!」
話を聞いたり、おちゃらけたり、大切なひとが笑顔になるように、振舞わないだろうか?
どんなにおちゃらけたって、大切な人には見てもらえません。
「こんなに、ちかくにいるのに。どうしたものか...」悩みませんか?
ね?
悲しくて、思い切り泣いて、ほんのわずかに落ち着きを取り戻したなら、思い出してください。
ちこっとでも、いいですから「自分がかなしんでばかりじゃ、大切な人も悲しいよね」と。
ふたたび悲しみに襲われても、わずかな落ち着きに思い出す。それを繰り返すのです。
すると、少しずつ少しずつ、日々を生きることで、悲しみの時間が短くなっていきます。

あの世で再会したときに、「さみしかったけど、頑張って生きたよ。見てたでしょう?よくやったでしょう?」と言えるように、生きてみませんか?
誇らしげに、言ってやるのです。
「悲しみを抱えても、前向きに生ききったよ!ど~だっっっ!!」

 

学びとはいえ、別れとは、とてもツラいものです。※『あたりまえの奇跡~出会う人々~
そして、だれしもが必ずとおる道でもあります。

どうぞ、ご自分なりの、この世を生ききる術(すべ)を身につけてくだいね。
出来る限り、笑顔で生きられる生き方を。

 

時間の制約がない
あの世

永遠をいきる
魂の存在からみたら
この世のひとの
人生とは
ちからづよく

そして
儚いものです

 

桜のように
“儚い(はかない)”

 

それでも
桜は
花を見事に咲かせては
ひとときで散り
暑さ寒さを耐え忍び
力を蓄えて
ふたたび
きれいな花を
咲かせるのです 

 

あなたのこころが
あなたの人生が

うつくしく
花開きますように

 

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日々、生きてる

Posted by Hikaru