受け入れて、あゆむ道
受け入れたからこそ歩める道、とも言えます。
前回の『流れに身を任せる』について、具体例を用いて、もう少し分かりやすく、お伝えしようと思います。
以前みたドキュメンタリー番組で、とても印象深く、こころに残った番組があります。
~~~~~~~~~~
眼科に行った男性が、検査後に医師から「あなたは、失明(しつめい:視力を失う)します」と宣告されました。←運命の荒波。
その時、男性はこう思ったそうです。
「これで、ほかの人と違う生き方ができるぞ!」
視力を失う恐れよりも、その他大勢と同じような人生ではなく、「自分にしか歩けない道があるんだ」という可能性、希望が湧いたそうです。
その後、男性は整体師になりました。←荒波の中で自分が出来ることをやる。整体師という道を選択をする。
じぶんと同じ、視力を失った女性と結婚して、かわいい子供にも恵まれました。←結婚と子を持つ選択、波が連れていってくれた場所。
独立してお店を開き、努力を積み重ねながら、沢山の人々の身体の不調を癒すお役目をいただいたことへの感謝と誇り。支えてくださる方々への感謝。←独立開業の選択、波が連れていってくれた場所。
男性の日々は、輝いていました。←波が連れていってくれた場所。
~~~~~~~~~~
これが、『流れに身を任せる』ということ。
わたしが男性の立場だったなら?
「なんとか、失明を免れないだろうか」←波に逆らおうとします。
「せめて、失明までの時間を延ばせないだろうか?」←波を穏やかにしようとします(=逆らう)。
「どうにも対処法がみつからない!ショックで、立ち直れないよ~」←絶望感。波にのまれて溺れてます。
人生の波にあらがい、悲観して、どんよりとした日々をしばらくは送ることでしょう。
その後に「決まったことにウジウジしてちゃ、ダメだ!このままじゃ、いか~ん!」と、どんよりを払拭(まで、いけるかな?いけないかもなぁ)して、“失明までの時間にできること”“失明後にどのように生きていくか”を考えることでしょう。
男性のように、衝撃的な出来事をすんなりとプラスに受け入れられる人は、少ないんじゃないかな?
流れに身を任せる、のに、この男性ほど力強く前向きに受け入れようねとは、言えません。どんより日々を過ごすわたしには、ね!
ただ、受け入れることで、苦しさ、どんよりした日々は、確実に短くなります。
それとね。
人生の転換期に現れる波は、より幸せになれるように、あなたを導くための波。
あなたを目的地に連れていけたなら、波はおさまります。
さいしょ荒波だから、翻弄されちゃうけどね~!
荒波に身を任せ
波が連れていってくれる場所
そこにあるのは
これまで想像も出来なかった
しあわせな世界
新しいじぶん
新しい人生