あなたの処方箋
じぶんが必要としていること、わかっていますか?
こんなことは、ないだろうか...?
「う~、腰が痛い...。あ!前に使った湿布(しっぷ)があるから、貼っておこう!」
しばらく経っても、痛みは一向に収まらない。むしろ、ひどくなっている。
やむを得ず、病院に行くと...。
医師から、「あなたが腰に貼ったのは冷湿布。この痛みは、あたためなきゃダメなんですよ」と、言われた。
『な、なんと!必要なのは、温湿布だったのか!』
...いやぁ、笑いごとではないんですよ。
あなたが、あなた自身にだした処方箋は、あっていますか?
「なんか、身体がダルいなぁ」
横になって休んでも、なかなか良くならない。
必要なのは、朝陽を浴びて、身体を動かすことだった!
逆に、横になって休んだ方がいいのに、ムリに身体を動かしていたりする、かもしれませんね。
こころあたり、ありませんか?
※こちらも参考にしてみてください→『からだの声、聞こえていますか?』
さて、こころはどうでしょう?
「なんだか、色々問題があって、モヤモヤしているなぁ」
何にも考えずに、ボーっとする。
モヤモヤの原因を見つけ出す。
頭をつかわず、身体を動かす。
日常だけを意識して、丁寧に生きる。
日常から離れて、非日常を過ごす。
いろんな対策がありますね。
どうしたら、スッキリするでしょう?
「以前、これで治ったから」
そのように考えるのは、多くのひとに、あるあるパターンだと思います。
でもね、“いま”の症状にあった対策かどうか、が重要です。
前述の、湿布と同じようなことに、なってしまいますからねぇ。
ね?笑い事ではないでしょう?
医薬品は、ひとによって“合う”“合わない”があります。
同じ人でも、以前は合っていたものが、合わなくなることもあります。
おなじように、すぐれない体調を良くする方法、こころの癒しかた、についても、人それぞれであり、同じ人であっても、状態によって対策は異なるのではないですか?
「なかなか、よくならないなぁ」
そんな時は、あなたが自分に出した処方箋が間違っているかもしれません。
いまの自分をちゃ~んと受けとめて、「これだっ!」という処方箋を出してあげましょうね。
あ、そうそう!
自分に出した処方箋は、眺めるだけ(=こうするといいかもね、と気付いただけ)では、ただの紙切れ。効き目はありません。
薬を手に入れて飲まないと(=行動しないと)、良くなりませんからね~!