いまどきの若いモンは...
言ってる?言われてる?
「それを言っちゃあ、おしめぇよ~」
※おしめぇ=おしまい。赤ちゃんのオシメ(おむつ)ではありません。
じぶんが若者の時、そのように思っておりました。
この言葉は歳をとった証拠だし、“若者”と、ひとくくりには出来ない。
いまでも、そのように思っています。
若くても、とてもシッカリした礼儀正しい人もいますから。
“年齢に関係なく、人間性の問題”、なのですがね。
...ついに、ついに、言ってしまったのだ~。
「今どきの若い人ときたら...」
ひぃ~~~!歳をとったねぇ、じぶん。
★★★スーパーで買い物をしておりました。
幼い子供が、カートを滑らせて遊んでいました。
カートは、子供の遊び道具ですからねぇ。楽しいですよねぇ。
あっちにシュー、こっちにシュー。
こっちにシュー...?
ガン!
カートが私に、ぶつかりました。危険を察知して、防御しましたよ。
子どもは、あてた人間(わたし)を凝視しています。
『この子は、謝ることを知らないのだねぇ』
あてたことに気付いた親が、小走りに近寄ってきました。お~、きたきた。
「なにしてんだ。こっちだろ!」
カートを引いて、そそくさと離れていきました。
『おまえも、謝らないんかい!』
★★★電車内で座っていると、上から水滴がポタポタと落ちてきました。
『クーラーが壊れてるのか?』
ハンカチで拭きながら見上げると、棚に置かれたリュックから、水滴が...。
目の前に立っていた荷物の主、若者に声を掛けました。
「あの~、リュックから水が漏れていますよ」
「はぁ?!」若者は面倒くさそうにリュックを下ろし、チャックを開けました。
「う~わっ、チッ」
若者は、電車の扉が開いた途端に、電車とホームの隙間にリュックの口を傾けました。
ザパァッ!という音がしました。
そして、そのまま去っていきました。
『謝らないんかい!』
そう、“謝ることを知らない”ばかものわかものに会ったのです。
1人だけならまだしも、何人もの若者に会いました。
あ、書いたのは2件だけど、まだ聞きたい?いやぁ~、お腹いっぱいでしょう?
わたしは、「ゴメンなさい」という言葉を待っていたのです。
「大丈夫ですよ」
「気にしなくていいですよ」
すでに私の中に用意されていた言葉が、出せなかった。
すると、許すはずのものが、「スミマセン」がなかったために、怒りに変わる。
不思議ですねぇ。
夏休みは、人も多くなります。
不愉快を感じることのないよう、不愉快を与えることのないよう。
「ごめんなさい」
たった一言で、目に見えない怒りのエネルギーを防げます。
わたしのように、肩透かしにあった人。
怒る時間がもったいないですよ。
「残念なひとも、いるんだねぇ」
ちゃっちゃと切り換えて、楽しい時間を過ごしましょう。
神さまは、すべてを見ています。こわっ!
たのしい夏休みをお過ごしください!