世界の中心
愛は叫びません。こりゃまた、別のお話。
すべての源は自分である、と精神世界では言われています。
『じぶんを中心に世界はまわっている』
これね、誤解すると、とんでもないことになります。
「自己中で、いいんだな!」
「他者を踏み倒してでも、我欲を叶えるぞ!」
なにがとんでもないって、因果応報を忘れてしまってる。
我欲で他者を不快にした場合、巡り巡って自分が不快な目にあう、ってことです。
生きている間に何もなくても、肉体を失った魂が受ける衝撃は、もっとヒドイ。
他者の体験や想いまでも、自分がリアル体験するのです。
俗にいう、“あの世の地獄”の一部、と私は思いますよ。
昨今の事件や、事件にならずとも、こんな意識の方が多い世になったように感じています。残念だなぁ。※『自分さえ良ければいいの?』
源(みなもと)がじぶん、とは、身を置く環境も、良い出来事も悪い出来事も、見聞きすることも、『全ては己の魂を成長させるためにおきたこと』という意味。
「前世で自分は成長しきれなかった。今度こそは、理想とする自分になりたい。それには、こんな出来事(や環境)がいいだろう」
魂の純粋さ、善に向かうため。
自らの魂を磨くために、自分が自分を試す、試験問題が諸々あるのです。
設定したことを忘れてしまいますが、ね。※『あたりまえの奇跡~なぜ生まれてきたの~』
与えられたものをどのように受け止め、どのような意識改革や行動をするのか。
なにに気付くために、目の前の事態があるのでしょう?
ちょっと、冷静になって、想像してみてください。
じぶんの傾向がヒントです。
ナゾかけが好きな人は、謎解きゲームのように設定していることでしょう。
単純明快が好きな人は、一瞬苦を手放して素になれば、いとも簡単に解けるように設定していることでしょう。
想像している間、すこし、苦から離れられます。
「これに気付くためか!なるほど~、おもしろいっ!わかったところで、どうするか、だなぁ」
すると、もう、苦から離れています。
こうして、魂が磨かれていく(人として成長する)ってことですね~。
つぎは、中小企業の社長を想像してみてください。
ワンマン社長は、会社を成長させるための方向性を一点に定められる、いい側面がありますね。
それでは、社員を道具のように扱い、公私ともに自分に従わせようとする社長は?
こりゃ、横暴です。
人が定着しない会社になるでしょう。
企業は、成長どころか転落。
会社にいる人は、それぞれに役割があり、それぞれが尊重されるべき、大切な存在ですよね。
さて、想像をあてはめていきましょう。
社長が、源たるあなた。
会社は、あなたの魂。
社員は、周囲の人や環境であり、おこる出来事。
社員にどんな想いをもちますか?
社員にどのように接しますか?
社員にも社員が源の人生がありますね。尊重していますか?
自分の課題に、他者が協力してくださっているわけですから。
じぶんを中心に、世界が協力して動いてくださっているわけですから。
ありがたいのです。
世界の中心、とはいえ、謙虚と感謝をお忘れなく!