できることを精一杯やる

これをすると、応援してくれる人が現れます。

スポーツ選手を応援する人は、沢山います。
努力している人を、ひとは応援したくなるものです。

これはね、スポーツ選手に限らないのですよ。

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コンビニバイト、第二弾！※第一弾はこちら『他者評価が気になるの？』

仕事にゆとりができると、訪れるお客様の表情がよくみえてきます。
疲れていたり、暗い表情をしている人も、多く見受けられました。
仕事やプライベートで、イヤなこともあるのでしょう。残業続きで、疲れが溜まっているかもしれません。まぁ、ニタニタしていたら、それはそれでコワいですがね。笑

『せめて、気持ちよく買い物をしていただこう』
そのために、じぶんに一体なにができるのか？
コンビニですから、接客は基本レジのみ。
『そうだ！有名なＭドナルドさんの“スマイル０円”をやってみよう！』

「ありがとうございました！」ニコッ！
これが、じぶんに出来る精一杯。
たとえイヤなことがあっても、“気持ちよく買い物していただくのだ”と、気持ちを切り替えました。
笑顔で、店を出るお客様が増えていきました。

「これ、休憩中にでも飲んで」
ある日、お客様が購入した缶ジュースを私にくださったのです。
え？？？「あのぉ．．．」
「好きでなかったら、他の人にでもあげてね」
すばやく立ち去るお客様に戸惑いながら、背中にお礼の声をかけ、店長に報告しました。
店長も驚きながら、「まぁ、購入なさったものだから、もらっていいですよ」とのこと。

その後、ほかのお客様から「これ、あげる！」。
ジュースやお菓子、栄養ドリンク．．．、さまざまな差し入れを頂きました。

「はい！君に、お小遣い」
レジ業務中に、お客様から差し出された１万円札。
「受け取れません」と拒否しました。
「そうかぁ．．．じゃあ、釣りはいらねぇぜ！」
数千円のおつりが、私の手中にありました。
「困ります！おつりを受け取ってください」
さすがに現金は初めてのことで、店長から許可されていませんからね。
「君は、お金を稼ぐためにバイトしているのだから、遠慮なく、受け取りなさい。じゃ！」

お客様とのトラブルかと駆け付けた店長に事情を説明すると、慌てた店長がおつりを持って、お客様を追いかけていきました。
「はぁ、受け取ってもらえなかった。でもね、さすがに、あなたに現金はあげられないから、これは店のお金として処理しますね」
おそらく、店のレジ残高差異として処理されたことでしょう。

いやぁ、ただのコンビニ店員なのに、さまざまなプレゼントをもらうって、どういうこと？
若かりし私は、この状況が全く理解できずにおりました。

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損得を先に考えてから、動く人は多いです。
特別なことをしなければならないと、考える人は多いです。

この事例で、わかりますでしょう？

じぶんの給料をあげるためでもなく。
差し入れを得るためでもなく。
ただただ純粋に『ひとのために、なにができるのか？』がミナモト。

特別なこと、していませんよね？
スマイル、だけですよ。だれにでも、できます。

結果は、あとから付いてくるもの。

純粋に、じぶんにできる最大限のことをする。
ときには、喜ばれないこともあるでしょう。
それでも、こころを腐らせず、見直しをして、また、純粋に行動するのです。

主体的に動くと、仕事が楽しくなっていきます。

それとね、あなたの行動に、こころを動かされる人々が、現れます。

それは、あなたを応援する者。