この一瞬の輝きを
夏を満喫していますか?
わたしは、このところ心身ともに忙しかったので、気晴らしに花火を見に行きました。
夏は苦手で、冬眠ならぬ夏眠に近い状態になるので、何年ぶりだろうか。
空を見上げ、大きな音と共に打ちあがる花火をながめました。
『ひとの人生のようだーーー』
さまざまな前世を生きましたが、国、時代、友、築いたものも、消えました。
引き継がれているものは、あるかもしれませんがね。
残るのは、思い出と付随する感情。奥底には魂の経験。
え?みなさんご存じのソウルメイトがいるじゃないか、と?
かつての友も生まれ変わりますが、新たな人生では関係性が異なることも多々あります。
今世でのお互いの環境や経験が異なるし、魂の成長が関係します。
前世で命をかけてもらうくらい信頼を築いていた者から、今世でヒドイ裏切りにあったこともあります。
『前世を引き継ぐと思うな。それは過去である。いまを生きなさい』
学びのためであったと気付くのは、傷心が和らいだ頃ですが。
ソウルメイトは前世を思い出してもいません。いえ、もしかしたら、良くない関係性の前世を思い出すかもしれませんね。
だからね、記憶喪失となった今世で、新たな関係を築くしかないのですよ。
前世を思い出していても、初めから、です。
プラスの関係は、初めからが切なくなります。それに、温度差も感じます。
それでは、反対に、前世でお互いに悪意を抱いていた関係だったなら?
悪意が魂の成長のために仕組まれた体験から来るもので、今世では必要のない感情。
それならお互いに忘れて、初めからじゃないと、キツイですよね。
忘れるというのは、神の愛なんですよね。
花火は、花になったと思ったら、一瞬で散ってしまう。
消えゆくものには、さみしい、切ない感情が湧いてきます。
それでも、輝きは、その美しさは、脳裏に焼き付きます。
魂に刻まれるのです。
わたしはね、いまのままでは不発弾...。トホホ
来世で思い出した時に「あのときの自分、輝いてたな」なんて思える生き方にしようかな。
「不発でいいよ」
不発弾なんて、もったいない!かもね。
いまの国、時代、環境、自分は、生まれ変わったら全くの別物になっています。
心が疲れている人は、休みましょう。
悲しみに囚われていたなら、じぶんを抱きしめてあげましょう。
すこしでも楽しく感じることをしてみましょう。
ながいこと、どっぷりと暗くなっているひとは、花火を見上げてください。
花火の輝きをみながら、いまのこの世で、本来あなたがもつ輝きを思い出してください。
大玉もあれば、下方で小さく可愛らしく輝く玉もあります。
輝きかたは、ひとそれぞれ。
いずれも、美しいことに変わりはありません。
この世での一瞬を、どうぞ輝かせてください。