茶器を育てる
お茶の時間、たのしんでいますか?
紅茶、日本茶、中国茶、ハーブティー、コーヒー...。
私は、どれも好んで飲みます。
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ある日のこと-----。
お茶屋さんで、ステキな急須を見つけました。
早速、購入させていただいたところ、店員さんが茶器を包みながら、
「この急須は、洗剤で洗わないでくださいね」と、言うのです!
「え?どうしてですか?」と、尋ねると
「茶器に洗剤のにおいがしみ込んでしまうんです」
※陶器、磁器類は、染み込むものだそうです。
※ガラスやステンレスは、洗剤でもOKだそうです。
なんと!!
いままで、どんな茶器でも、洗剤でジャブジャブ洗っておりました。しかも“神経質”なわたしには、洗剤を使わないのがちょっとイヤ。
「何回かに1回、洗剤で洗ってもいいですか?」
店員さん「ダメです。それで台無しになってしまいますよ」
店員さんからのアドバイスは続きます。
「日本茶なら、日本茶だけを淹れる専用の茶器にしていただくと、日本茶の香りがどんどんしみ込んでいくんです。とても美味しいお茶になりますよ」
にゃるほど~~~
世の中、しらないことだらけ。
茶器を受け取ると、帰り際に店員さんが、さらに声をかけてくださいました。
「ぜひ、茶器をそだててみてください」
植物を育てる。
ペットを育てる。
『そだてる』って、『いつくしむ』って感じがしませんか?
なんてステキな響きでしょう~!
でも...、洗剤で洗えないのかぁ~、う~むむむ...。
だが、しかし-----。
ひとから“良い”と教わったことは、なんでもやってみるのが“ひかる流”。
実践してみて良かったことを教えてくださる方への“感謝”と、“食わず嫌い”にはなりたくないから。
「やってみよう!」
それからというもの、茶器は日本茶専用にして、念入りに水洗いしました。茶こしはステンレスなので、洗剤で洗いましたよ!
数年後-----。
ちいさな急須では、お茶の量が足りないことがあり、他の茶器で日本茶を入れました。
『あれ?いつもと味がちがう。もっとおいしいはずなのに...』
『お湯の温度も同じだしなぁ』
『お茶の分量もちゃんと入れたのになぁ』
『あっ!!!』
そうです。
きづかないうちに、茶器は“そだって”いたのでありました。
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後日談ではありますが...。
家族と同居を始めたら、洗剤で洗われてしまいました。伝えておいたのですが、忘れられちゃったようでして。
やはり、味が変わりましたよ!
美味しくない方に、ですけどね。笑
まだ茶器を育てていない方。
あなたも、茶器をそだててみては、いかがですか?
おいしいお茶の時間、癒されますよ~。