自分のものさし

人は、“自分を基準に”物事を判断するのです。

 

わたしを含めた多くのひとが、耳が痛いのではないかな？

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幼少時代から、わたしは“食がほそい”と言われます。
もともと、食に対して興味がなくて、
「食べなくても大丈夫な体なら、わざわざ食べないなぁ」
と、思っているくらいです。
美味しいものは美味しいと、もちろん分かりますがね。

 

一人暮らしをしていて、少し金銭や時間にゆとりが出てきたとき。
せっかくなので、僅かな食事を“おいしい” “おいしそうだ”と、感じるものだけにしてみることにしました。

高いものがいい、というわけではないのですが、美味しそうに感じるものは、やはり値段も少々お高くなります。
スーパーのパンではなく、パン屋さんのパン。
パティシエの作るケーキ。
食材もいきいきと、新鮮さが見てわかるもの。

家族から「お前は贅沢だ！庶民には、そんな生活はムリ」と、言われてきました。笑
食が細いから、と説明しても、「だとしても、やっぱり高いよ。贅沢者め」です。

 

そんな家族との共同生活が始まりました。
わたしは食事を作るのが苦手なので、買出しや料理は、お任せしています。
アイスクリームは、100円前後の安いアイスだけが冷凍庫に入ります。わたしは、初めて見たものだけを試しに１個、食べるくらいです。
※食わず嫌いはしたくないのでね。美味しいものもありますよ。

そんな中、「お高いやつ、買ってきてやったぞ」
なんと！ハーゲンダッツです。もちろん、家族全員分ありました。
「こんな高いアイスじゃなくたって、いいだろうに」
「100円前後のアイスだって、十分においしいよ」
「舌が贅沢なんだよ」
ぶつぶつ言われます。
１週間以上わたしが放置すると、食べられちゃうこともあります。
「せっかく買ってきたのに、食べないから食べちゃったよ」

ナニナニ？
“自分だったら怒っちゃう”って？
また買ってきてもらえばいいんだから、そんなチビたことで怒らな～いの笑

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さて、
ここで『真実の扉』をあけましょう！

 

1週間の費用は、おいくら？
　家族は、１日に最低１個、100円のアイスを食べます。
　　100円×7回＝　700円＋追加アイス
　わたしは、１～２週間に１個、300円のアイスを食べます。
　　300円×1回＝　300円
　　２週間に１個だった場合は　150円

 

家族は私に悪気があるわけでも、いじわるをしているわけでもありません。
ただ、『自分を基準にしている』のです。
300円×7回＝2,100円。
１週間700円で済むはずのものが、2,100円になってしまうのです。
食が細いという説明をしても、どうしても自分を基準に考えてしまうから、“贅沢”という思い込みから、逃れられないのです。

 

分かりやすい例だと思って取り上げてみましたが、これって、いたる所に存在すると思うのですよ。

ひとのことを考えるときは、“じぶん”を外さないと、真実が見えてこないんじゃないかな？

 

自分の基準を解き放って
まっさらなこころで見てみると
いままで見ていた世界が
一変するかもしれませんよ

 

思い込みから離れて
真実の目を
養いませんか？