感謝と不満の間で
感情の同居に苦しむこともあります。
『感謝が足りないのだろうか?』
まずは、これが浮かんできます。
そんなときは、自分に心に問います。
「ほんとに感謝が足りないのかな?」
「もたらされたもののありがたさに、気付けていない?」
「足るを知らない、強欲さがあるのか?」
いやいや、感謝はしっかりある。ありがたみが薄いわけでもない。
それなのに、なんで不満を感じるの?
不満は、苦しみをもたらします。
不快な心が存在すること、さらには、不満を持つことを責めるからです。
「こうなったらいいのに」
実は、不満とは本当に望んでいることを知るチャンス。
ところが、不満を持つことは“よくないこと”だと、刷り込まれている。だからこそ、自分を責めてしまうのです。
感謝と不満の同居は、おかしなことではない。むしろ、あたりまえ。
ただ、両極にある感情を同時にもつことによって、こころのバランスが崩れているように感じて、苦しくなる。
ここに気付かない内は、わたしもかなり悩みました。
解決するために、不満の発生源を正しく捉えることが重要ではないかな?
発生源の認識がズレると、良くなるために努力しても、当初の不満は消えません。
そりゃそうですよねぇ、間違った方向に努力すしちゃうのですから。
努力している最中に不満から意識が逸れる効果はあるかも?
真面目に考えるひとに有効であろう対処。
「この不満は、どこから発生しているのか?」
「どうなることを望んでいるの?」
「望みを叶えるには、どうしたらいい?」
私は、感情を冷静に分析するのが癖なので、こういった方法が有効です。
不満を冷静に分析し始めると、具体的な対策に意識が集中するので、感情は良い未来への期待に切り替わります。
そして、具体的に行動すると、当然不満は消えていきます。
さて、深く考えることの苦手なかたもいらっしゃいますね。
「不満は解消したいけど、じっくり考えることは面倒くさい!」
不満の真実を捉えないから、消えないんじゃない?
不満を抱えておきたいの?
そんな失礼なことを思う分析屋のわたしもおりますが、有効であろう手段がないわけでもありません。
「面倒くさい!不満は、や~めたっっっ!」と、切り捨てることは出来ませんか?
「いまは、しゃあない。きっと良くなっていくだろう」よい未来を期待して、不満を楽観することは出来ませんか?引き寄せですよ。
「たのしいことだけしよ~」楽しさに集中することで、不満を消滅させられますか?
状況が変わらなくても、気の持ちよう、ってやつですね!
ひとつの不満を解消したら、つぎの不満が出てくることでしょう。
完全になくなることは、むずかしいでしょうねぇ。
不満は、向上心の副作用でもありますから。
そのように認識していても、おもうのですよ。
感謝をより多く感じていたいな、と。
どうか
笑顔でいられる時間を
たのしい時間を
多く過ごせますように!
あなたが
しあわせを
生きられますように!
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