穴があったら入りたい
あまりの恥ずかしさに、心がやられてしまうこともあります。
思い出すたびに、あまりの恥ずかしさに赤面してしまうことはありませんか?
わたしは沢山の恥ずかしい体験をしてきました。
いまも、失敗を重ねている最中ですよ。残念ですがねぇ。
過去のことも心に残っていますし、いま体験したものは、なにも対策をしなければ数週間ひきずることもあります。
うつ病の時は、長い時間こころに留まり、映像が何度もリピートされて、より一層病んでいきます。
“失敗は、成長のチャンス”
失敗するたびに自分自身に言い聞かせますが、完全に思いきれないこともあります。
ダメな自分だと、責めるこころが強い時もあるのです。
「いっそのこと、消えてしまいたい...」
ひとは、“忘れる”という素晴らしい機能が備わっています。
「寝ると忘れちゃう!」
いやぁ~、だいじなことを忘れてしまうのは困ることもあるけども。
イヤなことがあったとき、この能力は強みになります。
この能力に長けている人は、あまり恥を引きずらないでしょう。
完全記憶能力をもつと周囲のひとから勘違いされる私には、これが出来ません。
う~む、どうしたものか...。
ひとは、“気分転換”という技を使うことができます。
ほかのことに意識を向けることで、イヤなことから気を逸らします。
気分を換えられるものは、人によって異なります。
じぶんに適したものを前もって知っておくのもいいですし、これを機会に新たに興味が持てるものを発掘するのも楽しいかもしれません。
私には“刺しゅう”という趣味がありますが、同時に複数のことを考えられる脳は、イヤな記憶を手放してくれません。
う~む、どうしたものか...。
わたしは、新たに意識を向けるものを見つけました。
マンガです。
小説も好きですが、すでに絵があるマンガは、手っ取り早く違う世界に入らせてくれます。
ただし、ヒドイ“恥”の場合は、読み終わって直ぐに恥を思い出します。
う~む、どうしたものか...。
恥ずかしさは、日常生活を送りながら、時が解決してくれることのひとつです。
でもね、時間がかかりますし、恥を思い出した時は、当初より軽くなっているとはいえ、しんどいのです。
起きた事は、取り戻せません。
出来ることといえば、せいぜい、後に現れた挽回のチャンスを活かすくらいでしょう。
来るか来ないか分からないものを待つより、恥を潔く認めて、気持ちを昇華したほうが良いのでは?
思い出すたびに、何度も何度も、癒すのです。
「もう、おこったことは、しゃあない!」
だれにでも失敗はある。「気にしない、気にしない」
失敗に囚われなくていい。「失敗してもクヨクヨするな」
この失敗も含めて、期間限定の世にいる。
他者は、ひとのことなんて正確に記憶には留められません。
他者がどんなに“こいつ、アホだな”とか思ったとしても、一時のこと。忘れますし、重要には感じていません。
結局、自分が自分の心を縛り付けているだけだった!ガ~ン
ひとのことには冷静になれますでしょう?
落ち込んでいる人に「そんなに気にすることないよ」とか、なにか声をかけたくなりませんか?
それはね、あなたが自分自身にかけてあげたい言葉ですよ。
穴があったら入りたい、と感じることがあったとき、じぶんにかけてあげましょうね。
“恥”の正体
分かったかな?
それに、ね
望まなくても
すべては
消えていくのですから
だいじょうぶ